給与の前払いについて

給与の前払いというと、これから頑張って働くから、その分の給料を先にもらえないかという意味に受け取る人もいるかもしれません。

つまり、まだ働いてもいない分の給与を先にもらうことという意味に考える人です。これは正確な理解ではありませんし、どこの世界でも安易にそんなことを認める会社はないでしょう。

先にお金を渡してしまっては、その後でぱったりと会社に来なくなって行方知れずになってしまっても会社としてはなす術がありません。これは前払いではなく前借りとでも呼ぶべきもので、少なくとも制度としては全く一般的ではありません。正確な意味での給与の前払いとは、これから頑張って働くからというものでは決してなく、既に働いたのだけれども、会社の規定ではまだその給料日が到来していない分の給料について、規定の給料日よりも先にもらえないかということになります。

これも会社で給料日が規定されているのであれば無理難題ではないかと思う人が大半でしょう。確かにむやみに前払いを求められては会社が混乱します。ですが、労働基準法という法律では、例えば病気や災害などの非常時で、そのためにお金が必要となった場合には、規定の給料日よりも前に支払いを求めることができるとしっかり規定されています。つまり、非常時においては立派な権利だということです。また、最近ではそういう法律上の権利論とは別に、労働者の福利厚生の一環として給与の前払いを認める会社も増えてきています。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *